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まもなく5年になります

4月に入ってから何かと慌ただしく、ようやく落ち着ける時間ができました。

尼崎の惨事から5年。
今になって、新旧経営トップを起訴するだの起訴しないだのでもめるのはどう考えてもおかしいことであるはずです。
無論、オーバーランだの乗務員が原因の遅延だのが厳しく罰せられるという企業風土が問題だったというのは明らかだと思います。それが嫌なら全て自動化すれば済む話です。
もっとも、他のJRグループ各社や日航などと同様、民営化されたといえ長らく国が株を保有している状態が続いていた以上、誰がその会社を実際に運営しているのかが曖昧にされていたという、“民営化”という行為そのものに帰着する問題であることも否めませんが。

ただ、鉄道ファンの一人としてどうしても反論させてもらいたいことが。…保安装置のことです。
いつこのニュースを見ても、事故原因や関係者の起訴理由のひとつに「新型ATSの設置遅れ」というのが挙げられ、「設置されていれば事故は防げた」というのが総論です。勿論、ATS-Pをはじめとしたバージョンアップ型のATSのことですが、何故この点が責められるのか私には理解できません。細かい仕様の話をすれば、私の知識の間違い等で叱責されることになりますので、根本だけを。
新型が開発さえされれば、事故の危険のある場所全てにその設備を即座に設置しなくてはならないのですか?もしそうであれば、Pが登場してからすぐに、どんなに本数が少ないローカル線でもこれが導入されていることになります。
ところが実際は、別にJR西日本の路線に限らず、まだ大半の路線がSx形です。Sxとは互換性が全くないPですので、地上車上ともに設置に莫大な費用がかかることを考えられないのでしょうか。
また、鉄道の運転はもともとそのような装置に頼るものではなく、きちんと教育された運転士が、一般に考えて過剰と思えるほどの確認を繰り返し、数々の規則を守ることが当然であるというのが基本だったはずです。(そもそも素人が運転することはありえないのですから。)あくまで保安装置は、運転士をバックアップするものにすぎません。

事故は当然あってはならないこと。被害者の方々をはじめ、この事故を知る人々にとって、その原因や再発防止に向けた取り組みはもちろん重要ではあるものの、必要以上のところまで入り込んで責めるのもどうかと思うわけです。その代わり、必要なところまではJRが素直に事後の対応をしなくてはなりません。

この事故に遭われ亡くなられた方やお怪我をされた方には深くお見舞い申し上げます。


本来ならば、コメント等をお受けし皆様のご意見を募りたい内容ではございますが、この記事はあくまで私の持論であることをご理解いただき、本記事に限りコメント・トラックバックの受付をお断りさせていただく旨、あらかじめご了承ください。

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てつた

Author:てつた
KR鉄道館

元駅員さん。
社会人4年目の、法学部卒
へっぽこ新米プログラマー。
たまには旅に出たい。

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