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鉄道ファンがウヤを出すなんて…!

しばらく前の話になりますが、鉄道撮影をしていたとみられる鉄道ファンが線路内に侵入し、列車を停車させ運休・遅延が発生する騒ぎがありました。この件では鉄道会社が警察に被害届を出し捜査が行われています。
鉄道ファンだからといって、何をしても許されるというわけではありません。今日は、一撮り鉄の責任として、我々が反省しなければいけないことについてまとめてみることにします。


◆一般の利用者のみなさんを忘れないで

まず、私がこのブログ上でたびたび申し上げていることですが、都会の通勤路線でも、山奥のローカル線でも、鉄道ファンが鉄道を利用するだけでは到底採算はとれません。つまり、沿線に住んでいて毎日のように鉄道を利用されている一般の方々によって、その鉄道は支えられているという場合がほとんどなのです。
そんな中、利用者のごく一部である鉄道ファンが身勝手な行動をとることは、そういった方々に迷惑をかけることに他なりません。


◆鉄道の知識がある鉄道ファンなら、何をしてもいいのですか?

例えば、ある複線区間にある鉄橋近くでは、2つの線路がかなり離れているとします。このとき、鉄道ファンは、線路の位置から列車が通るであろう空間を知ることができますので、線路と線路の間に三脚を置けば問題はないと考えている人をよく見かけます。
本件に限らず、私はそういった発想でか線路内に入って撮影しようとしている人を見かけ、ヒヤリとした経験は少なからずあります。
どんなことでも過信は禁物、というよりもともと線路は立ち入り禁止の場所…であるはずですよ?


◆鉄道ファンの一般的性格から察するに

ひとたび珍しい列車が走るとなると、撮影地には撮り鉄が集結しますが、なぜか大抵、居合わせた人同士に会話が生まれません
友人が語っていましたが、概して鉄道ファンは「殻に閉じこもりがち」なんですね。鉄道知識に長けている人だと、それをおおっぴらに他人に見せびらかして相手にいやみにとられると思ってしまいがちですし、逆にそうでない人は、自分の知識がないことを他人に知られて、恥ずかしい思いをしたくないのです。
私が中央線で201系を探して待っていたとき、居合わせた撮り鉄の方が「今日の運行ではもう入庫してますよ」と丁寧に教えてくださった経験があります。また、周囲の人に気軽に話し掛けていた後輩を見た時もとても感心しました。
当たり前のことをファン全体が守れるようにするためにも、ファン同士のコミュニケーションは絶対に必要です。「最初は話し掛けないが、一声掛けるとあっという間に話題が進む」という記述が、某(鉄道を扱うのでない)雑誌に昔載っていました。話すことがなくても、居合わせた人に「お疲れさまです」のひとことが言えるようになりたいです…私もですがorz

一方、撮影地に立っているとき、時折近所の方々が通りすがることもあります。このときに、そっぽを向いたり、足をその人たちから遠ざけようとした経験もおありではないでしょうか。おそらく、鉄道ファン=オタクと考えたときに、一般の人々がどう接してくるかが怖いと考えてしまうからだと思います。しかし、実際に目を合わせた方々と会話をしてみて、きつい態度をされたことはほとんどありません。
地元の人々に出会った時、私たち撮り鉄は、自分の住んでいるのでもない集落にお邪魔していることになるのですから、最低限の礼儀は欲しいところです。



…長々と文章を連ねてきましたが、要するに、自分のした迷惑行為は鉄道ファン全体の信用を失墜させることになるというわけです。
鉄道会社がファンのために臨時列車を運転してくれるのも、鉄道ファンが安全にその運転を成功させてくれるという信用があってのことだと思います。そんな信用を裏切るような行為を続けていれば、当然私たちに対する鉄道会社や世間からの反応は厳しいものになりかねません。
そうならないためにも、「ダメなものはダメ」という基本的なことを守ってもらいたいです。



※この記事には私の主観も多く入っています。本件に関しては、ぜひ皆様のご意見も頂戴致したく存じます。どんな些細なことでも構いません。匿名でも結構ですので、コメントのほどお願い致します。

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No title

匿名で失礼致します。

記事を読ませて頂きましたが、多くの面で共感致しました。

>>なぜか大抵、居合わせた人同士に会話が生まれません。
やはりそうなのですね。私も殆ど声を掛けてもらった事(声を掛けた事も)は有りませんでしたが、先方から話し掛けて貰った時の嬉しさは何物にも代え難いものでした。同好の方と話す事は良い事と思いますが、なかなか声を掛け辛いのが現状です…。

>>そっぽを向いたり、足をその人たちから遠ざけようとした経験
現地の方々は、殆どの方が親切に接して下さいます。自分の地元の方であったりすると、大変フレンドリーに話し掛けてくれる方もいらっしゃって、撮影する為に居させてもらっている立場としてもすごく嬉しくなります。この様な事が一般的になれば良いのですが…。



”テツ”のあり方が再び問われようとしているのかもしれません。
長々と失礼致しました。

No title

ここ数週間で状況は一変してしまいましたね。
地元の鉄道でも、ちょっと前まではファンに対する理解のある方が多かったのですが、
今では警備隊がホームを監視するという、物々しい事態となっています・・・。

>>「殻に閉じこもりがち」
確かに・・・と思わず唸ってしまうのが何とも悲しい所です。
私個人の場合ですと、同じ趣味の話題で盛り上がるのが好きというしょうもない性格から、
余裕があれば、居合わせた同好の士である方々には、割りと積極的に声をかけています(^^;口下手の癖に・・・
相手が狙っている列車は、大抵の場合自分のそれと一致しているので「今日は2番運行らしいですよ」ぐらいの一言で話が弾むものです。
そうでなくても「こんにちは」ぐらいの挨拶はするべきですよね。
でも、こうした行動も人を選びます。
話しかけに応じない人や「あ、はい・・・」程度の素っ気無い返事が返ってきたりすると、
正に「殻に閉じこもりがち」という言葉が頭を過ぎります・・・。

ついこの間、運転士がいるにも関わらずフラッシュを焚いた小学生を軽く注意したことがあります。
鉄道ファン全体のマナー向上の為には、こうした取り組みも少なからず必要になってくるのではないでしょうか。
逆に言えば、そういう時代になってしまったんだなぁ('A`)と、一人憂うばかりです。
プロフィール

てつた

Author:てつた
KR鉄道館

元駅員さん。
社会人4年目の、法学部卒
へっぽこ新米プログラマー。
たまには旅に出たい。

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