スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

BVEデータの著作物性について

BVEから足を洗って久しくはあるが、きょうTwitterでちょっと話題になっていたので、時間も限られてはいるが考察してみる。


BVEデータに著作物性が認められるかという議論である。

まず、一般に「著作権があるかないか」と騒がれるそのほとんどは、その創作物等について、著作権法2条に規定する「著作物」に該当するものであるかの議論であることを初めに断っておく。
著作権はその名の通り権利であって、作品そのものでなくてその作品を作った者に発生する権利であるということを最初に押さえつつ考えてみたい。
(実際の広い意味での著作権は、創作者のほかに、「著作隣接権」という、実演者その他に発生する権利も内包するが、ここでは論点とはずれてくるので省くことにする)


著作物とは、「思想又は感情を創作的に表現したものであつて、文芸、学術、美術又は音楽の範囲に属するもの」であると定義される(著作権法2条1項1号)。
また、プログラムの著作物とは、「電子計算機を機能させて一の結果を得ることができるようにこれに対する指令を組み合わせたものとして表現したもの」(同法2条1項10号の2)と定義されている。

「思想または感情」は、現在はおよそ人間の精神活動による所産であればよいと判断されていて、そこに高い芸術性があるとか思想性があるといったことは要求されないとされている。平たく言えば、「人が自分で考えて作ったものであれば、著作物性は認められる」ということになろう。
これをBVEデータに照らし合わせれば、鉄道運転シミュレーションゲームを制作するために、集めてきた資料を自らの考えで構成して作成するものであるから、これを十分満たしていると考えてよいだろう。

「プログラムの著作物」規定は、昭和60年の著作権法改正で追加されたものである。
この規定が置かれるまで、主にビデオゲームの著作物性に関していくつかの判例が出ている。「パックマン」を映画の著作物とした判例(東京地判昭59.9.28判時1129号120頁)や、「スペース・インベーダー・パートⅡ」を言語の著作物とした判例(東京地判昭57.12.6判時1060号18頁)などが存在したが、いずれも従来の法律をやや巧妙に適用したものであって、そもそもプログラムに対して著作物性を与えるのにはかなり無理があった。そこで置かれた規定が本項である。
BVEの車両や路線のデータは、独自の文法によって書かれ、それをBVE上で実行することにより運転シミュレーションの結果を得ることができるものであるから、私は2条1項10号の2に規定するプログラムの著作物とみなしてなんら問題はないと考える。

もっとも、個別具体的に、実際にそれが著作物性を認められるものかどうかは、司法の判断を仰がなくてはならない。だれかBVEデータを使って著作権侵害差止訴訟を起こしてみていただきたい(笑


ここまで頑張って書いてきたら、「著作権法上どうかは知らないが、パクリは盗作です」という至極初歩的議論に戻ってしまっており、非常に残念な気分になった。
「パクリは盗作だからダメだと思う」。それをいくら叫んでいてもマナーやモラルといったの域を出ない。他人に複製権侵害の差止を求めるつもりでいるのであれば、その作品に著作物性があるのかどうかという議論をしっかりすることが大切だろうと思う。
もっとも、BVEはほとんどが趣味的範疇で無料で頒布されているものであるから、作者の経済的利益よりは精神的利益の保護に主眼が置かれることになる。芸術文化の健全な発展には、経済的利益面の保護だけでは不十分であることは言うまでもなく、「パクられるのは気分がよくない」といった気持ちを法的にしっかりと守っていく必要がある。
今回の問題は、メディア時代において特に珍しい議論というわけでもない。コンピューターの普及により、今までの法制度では対応しきれなかった概念が大量に生じ、それをどう対処していくかは社会的に大きな問題になっている。簡単に同質の複製物が作成できる世の中にあってこそ、きちんとした規範意識を共有していくことが求められている。

今まで、メディア従順、信義則重視をしてきた日本人は、一人一人がもっと最低限のリーガルマインドを身につける必要があるのは言うまでもないことだろう。


スポンサーサイト

BVE公開中止データのアーカイブサイト

気になるサイトを見つけた。

Lost Japanese BVE Routes Wiki

すなわち、閉鎖やサーバー障害などによって公開場所がなくなり、また作者との連絡がとれないBVE路線データを拾い集め再公開を行う場所を提供するWikiらしい。
かの有名なInternet Archiveを使ってもなかなか閉鎖サイトのデータを集めるのは難しく、古いデータ探しに困ったBVEプレーヤーを救済することが主な目的らしい。
Cool Online や isweb といった老舗ホームページスペースの閉鎖が相次ぐ中で、確かに公開場所を失ったBVEデータが数多く噴出する結果となったことは否めない。

ページを覗いてみると、私が知っているものも含め、既に5,6の路線データのアーカイブが公開されているようだ。

作者の許諾なしにデータを再公開することになるため、一応次のように記されてはいる。

if the author of the route suddenly comes up and says that the route cannot be re-released, it will definitely disappear from this website as it is not abandonware now.(出典:上記サイト)

私の拙い英語力でこれを解釈するなら、つまり「作者が見つかり、当人が再公開を望まない場合、当該路線データは直ちに削除される」とのこと。

公開停止したBVEデータは数知れず、将来的にあらゆる旧データがこうやって晒されることになってしまうのか・・・?


なぜ私がこれを知ったかというと、私の手元に、このWikiの作者からメールが届いてしまったからだ。
私が「みんなで投稿!BVE」を閉鎖した後、再公開されないままになっているいくつかのデータについて、その提供、でなければ作者の連絡先を教えてくれ、とのこと。

もちろん、私が行っていたのは「依頼を受けたBVEデータの代理公開」に過ぎないのであって、作者が著作権を有するデータに関して、私がそれ以上のことを行う権限はない。
連絡先としてメールアドレスを教えてもらえないかとのことだが、それも個人情報、安易に教えることはできない。
結論、その依頼メールに対して、私はあらゆる対応をお断りするしかない。



話はそれるが、先述したInternet Archiveは世界中のサイトのデータを集めて、過去に掲載されていた情報を提供する活動を行っている。
確かにそのサイトの内容の変遷を確認するためには有用なツールであると私も思っているが、一方で「Web上の掲載内容を変更・削除する理由の多くは、それを公開するのに差し障りがあり、パブリックな環境下にその情報を置いておくことに難がある」場合が大半なのではないかとも思う。
一度クロールを受ければ、その古い情報は半永久的に留まり続ける。
当然、著作権はサイトの作者が有するわけで、要請があれば削除する体制にはなっているとのことだが、その作業は必ず後手に回らざるを得ないことを注意せねばならない。

大学入りたて、法学超初心者である私がとやかく言える問題ではないが、インターネット社会の中で知的財産権の保護するために法律をどうこうするのにはあまりにもスピードが遅すぎることは明らか。つまり、もう無法地帯になってもおかしくないと。
そんな中で、都合の良し悪しに関わらず、こういった行為が横行するのはいかがなものかと思う。

イリーガルなことはいくらでもできてしまうし、それに対する取り締まり・処罰も到底追いつけないこの状況。
ひとりの脳内ではどうしようもないもどかしさを感じ続けてる日々。



まだアクセス数は少ないようだし、周知の目的も兼ねて書いた次第。
忙しくてBVEにはほとんど首をつっこめなくなったが、ひとつの動きとして知っておいていただければ幸いである。

井の頭線BVE・車両データを更新

てつた's BVEで公開している、「京王電鉄1000系(5・6次車)」「京王電鉄3000系」の車両データを更新しました。



京王電鉄1000系(5・6次車)





ケルネル田圃を横目に走る(K市民様の井の頭線SS)



ドア開閉音・モーター音などを修正しました。特に減速音は旧作よりもかなりリアルになったと思います。

また、前回は起動加速度3.3km/h/sとしましたが、高加速運転を行っていることは最近はめったにないため、通常加速度2.6km/h/sに変更しました。



京王電鉄3000系



 

憧れの街・浜田山へ(同上)



Panel・一部性能データを修正しました。

BVE京王1000系 改良中

制作から2年余…。
京王1000系5・6次車のサウンドの更新に着手しました。

現在更新を目指しているサウンドは、

・ドア開閉音…ドアチャイムの鳴動タイミングが変更されました。
・エア音
・フランジきしり音

などです。

毎日乗っているので収録しやすいのですが、良質のものが録れ次第差し替えていきますので、公開まではしばらくかかると思います。
よろしくお願いします。


↓参考までに、本日作成したエア音を置いておきます。

1.通常


2.高圧時


3.緩解時

英語もつけてみた

久横線の自動放送アナウンスに英語もつけてみました。
でも私の検索力ではあまり良いものは見つけられず、また自分の英語力もたいしたことはないので、実際に使われている文言をそのまま使っただけになってしまいました。
東芝のToSpeakで早く英語を公開してもらえれば一挙解決する問題なのですが…。

使用したのはvozMeという英語のサイト。



う~ん、やっぱりイマイチ。
プロフィール

てつた

Author:てつた
KR鉄道館

元駅員さん。
社会人1年目の、法学部卒
へっぽこ新米プログラマー。
たまには旅に出たい。

カレンダー
07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
最新記事
最新コメント
最新トラックバック
カテゴリ
月別アーカイブ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。